アンプといってもこれは、モニター用または鑑賞用アンプのことで、ギターアンプの話ではない。 私自身、今は高級なアンプを使っているので、えらそうなことは言えないが、安物でなければ問題ない。 逆に注意しなければならない高級アンプもある。 プリメイン一体型アンプでも良いし、セパレート型でも良い。一般的にはセパレート型の方が高いので、同じ値段で買うならプリアンプとパワーアンプを別に 買うより、プリメインアンプをお薦めする。 自宅で録音作品を創るために必要なアンプの条件というのもある。 この辺の所は、ほかのWEBページには載ってないと思うが。 今となっては、業務用と称した安価なアンプが一杯ある。 この業務用とは、主にPA用ではあるが、自宅録音でのモニターに使うのは、PA用は向かない。 大出力を要求されないので、大出力アンプは必要ない(一般的にPA用は出力が大きい)。 モニターに必要な音量が出ればよいので、これはスピーカーの能率と大きく関わってくる。 最近のように、能率の低いスピーカーが多いと、ある程度の出力は必要だが、私の場合でも能率は余り高くないスピーカーだが、普段1〜10W程度でしか 使っていないので、この場合片チャンネルあたり100Wの出力があれば、もう相当充分である。 逆に、普段その程度なのに、なぜ100Wのアンプがいるかというと、いるのである。 自
宅録音で必要なアンプの条件
1.「MONO」スイッチが付いているこ
と。
2.「BALANCE」のツマミ があること。 3.標準フォーン型 のヘッドフォンジャックが付いていること。 4.2系統のスピー カー選択スイッチがあること(これは後で別に付けても良い)。 録音した音源をトラックダウン(=ミックスダウン)してステレオにするときに必要なのは、左右のバランスである。 トラックダウン作業に入るときは、初めに、また途中で、「MONO」にして、「BALANCE」ツマミを動かして、音が完全に1点に集まっているかを確 認する必要がある。これなしにまともなステレオのトラックダウンはできない。 もし中央に音像が集まらなければ、スピーカーの位置や方向、部屋の配置を工夫しなければならない。 なぜ標準フォーン型のヘッドフォンジャックが付いている必要があるか?というと、そんな必要はない。 ただまともなアンプには、これが付いているし、まともでないアンプにはミニジャックが付いている、ということで結構区別できるという部分があるからだ。 ただし、ヘッドフォンはトラックダウンには使ってはならない。ヘッドフォンはあくまで確認用である。 録音のモニターには、2系統以上のスピーカーシステムが絶対必要である。 また本格的な製作を行うには、最低30cm3ウェイのシステムが1組必要である。本当はウファーは30cmでは充分ではなく、私の場合は30cm3ウェイのシステムに30cmのウファーを1 組追加している。 この程度のラージモニターと、かつてはヤマハの10Mがもてはやされたが、12〜16cmのフルレンジか2ウェイのスモールモニター、それと高級なパソ コン用のスピーカーを用意する。 かつて、某社の高級アンプを使っていたが、ダメだった。 別に鑑賞用として使うならば、何の問題も無いが、高級なA級動作するアンプだったが、「BALANCE」ツマミがお粗末だった。 使うのには、上記の少ない条件があれば良いが、良いものは高い。 良いものを安く買うには、ネットオークションで目を付けておいて、製造元に電話して「今でもその製品の修理が可能」という返事があれば、それを狙ってみ るのも良い。 |
使用しているのは、アキュフェーズのE-306V。当然の事ながら中古で購入した。 製造から約2年ほど経過していた製品を定価より約9万円安く買えた。まぁ音楽家のくせにこんな高級なアンプを使っているというのも恥ずかしいが(金が あったら機材より良い楽器を買うべき)、安心して使えるものを使わないと良いトラックダウンもできないと思って(過去に使っていた製品からの反省で)。 |