「ミキサーと言ってもジュースを作るもんではありまへん」なんちゅーのは、さすが関西人やなぁと、自ら思う??! マルチマイク(複数のマイクを用いる)録音や、マルチトラック(最終的にはステレオ作品などにするが、その製作過程では、楽器1つずつを独立した部分に 録る)録音では、必ずこれらの音を2つ(ステレオ)にまとめるミックスの作業が必要になる。 同時に、各楽器にエコーやリバーブなどの効果を入れて、作品の総仕上げの「一歩手前」の作業をするのがミキサーである。 ・・・ちなにみ、ミキサーを用いないのは「ワンポイントステレオ録音」で、同じ品質のマイクを2本か、マイクユニットが2つ入った1本のマイクで録音方 法である。 ・・・さらに、「ワンポイントステレオ録音が最も良い」という、神話に似たものがあるが、決してその限りではない。 (上の記載でミキサーは、作品の総仕上げの「一歩手前」と書いたが、総仕上げを行うのは、リミッターなどの装置を使って、媒体(CDやMDやテープな ど)の許容範囲に音を収める機材である)
今は、金がなければ、ネットオークションで買う方が、部品を買って自作するより安い時代ではあるが。 しかし、私にとっては、こういう回り道が、今の人生にとても役立っている、と言えば言い過ぎか? |
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ただ、欠点と言えば、8チャンネルの自宅録音用のミキサーとしては大きい。 悲しい話だが、まだ全く壊れていないが、その後の多チャンネル化のために今は部屋の隅で眠っている。 Mackie SR24・4 VLZを購入 |
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多チャンネル化に伴って、どちらかと言うと仕方なく24チャンネルのミキ
サーを購入した。しかしこのミキサーは、ホンモノの24チャンネルではなく、実質コントロール出来るのは22チャンネルであるが、良くできた製品である。 難点は、フェーダーが小さいこと、付属回路が複雑で、「使いこなせない」「使い切れない」ことである。 それまで使っていたミキサーは、「回路図を眺めて、本来の使い方を越えて120%活かして使ってきた」という感じだったが、このミキサーは、おそらくま だ使い切れる性能の7割ほどしか使えていない。 当たり前かもしれないが、このレベルの機種になると、細部についてはマニュアルを読まないとすべての機能を使えない。直感だけでは使えない部分があるこ とである。 今までの機材は、何かトラブルがあっても音を聴くだけで、直感的に「この辺がおかしいかな?」と気づいていたが、このレベルの機種になってくると、トラ ブルがあったとき、それに気づくまで一拍おいてしまう。 最終的に、この製品に決めたのは、かつて作った自作のラックに収まる24チャンネルのミキサーがこれしかなかったということではあるが、購入して短期間 で故障して修理(おそらくファンタム電源に関したトラブル)したが、それ以降の約8年はトラブルもなく、非常に使い易いすぐれた製品である。 「簡単に使いこなせない」という部分はあるが、これは自分自身の怠慢であって、でもさらにマニュアルを読んで「使い込みたい」とは思わないので、私に とっては最後のミキサーになるだろう。・・・壊れなければ。 |
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