2本目のトロンボーン購入を考える様になった。トロンボーンの音は欲しいが、酔ってるから音程がおかしくなる。でも酔ってないと面白くない。
「これや!」とばかりに思いついたのが、バルブトロンボーンである。
もちろん小さい頃からその楽器が世の中に存在することは知っていたが、相当音楽をやっている多くの人が見たことがないほど、稀な楽器=値段が高い。のである。
今(2001年)でも普通はバルブトロンボーンというと、「普通」は30〜50万円くらいするんじゃないかな。・・・・だから一般人、ましてや私のような「ええ加減な」タイプには手が届かない楽器と決めつけていた。
ところが、飲み屋で知り合ったおっさんが、たまたま楽器屋さんで、その人に話を聴きながら、ここからさき、酔った勢い、というのは実に恐ろしいもので、その話を聴いただけなのに、なんと酔った勢いのみでそのまま注文してしまった。何と「中古原則」の私なのに・・・・。
もちろん、これには訳があって、そのバルブトロンボーンを実は吹いたことがあったのです。当然それを吹いた当時は将来買うなんて考えていなかったけど。
ちなみにその楽器の音は、余り私の好みでは無かったのだが、それなのになぜかというと、トロンボーンという楽器は、どれでも2つに離れる構造になっていて、普通のスライドトロンボーンだと、スライドする部分とベルの部分がねじで止めてつながっているが、とても気に入っている「1本目」のトロンボーン(ヤマハのプロモデルスライドトロンボーン)のベル側のねじと、この台湾製のバルブトロンボーンのピストン側(吹口側)のねじが偶然合うというのを知っていたということがあって、「えぃ」と買ってしまった。ちなみにとても安かったとは言え「新品のバルブトロンボーン」だから10万円くらいもした。
で、この写真にある様に、台湾製のバルブ側とヤマハのプロモデルのベルを使って演奏している。
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